北海道 十勝アルプス牧場

◆1．購入したら時間を置かずに食べた方がいい

アイスクリームはマイナス18度以下という低温であれば、長期的に保存することが可能です。そのため、アイスクリームには賞味期限が表示されないのが一般的です。

実際に、自宅の冷凍庫にアイスクリームを入れたまま、数カ月あるいは1年以上という期間保存し続ける方もいらっしゃると思います。

しかし、家庭の冷凍庫はどうしても開け閉めする機会が多くなるものです。また、冷凍したいご飯など、あまり温度の低くないものを入れることもあります。

すると、庫内の温度がやや上がってしまい、アイスクリームの品質を大きく損ねてしまうことがあるのです。

アイスの風味や食感が失われてしまっては、せっかくの絶品アイスも美味しくいただけません。アイスクリームは購入後できるだけ早めに食べるよう意識したいものです。

◆2．アイスクリームは少し溶けた頃が美味しい

アイスクリームは食べる直前までは溶かさないよう温度を管理したほうがいいのですが、食べるときには少し溶かしても構いません。

アイスクリームの保存に適した温度はマイナス18度以下といわれています。この温度に保っていればアイスクリームに微生物が発生するリスクを避けられるのです。

とはいえ、温度の低すぎるアイスクリームは食べにくいものです。アイスを美味しく食べる理想的な温度は、アイスクリームの作りたての温度であるマイナス5度くらいの状態です。

暑い夏場であれば数分程度、室内が寒い冬場には10分ほど、室内にアイスを放置して溶かしてみましょう。こうすることで、固かったアイスクリームがとろけるような柔らかさに変化します。

◆3．アイスクリームの温度を管理するコツ

アイスクリームのフタを開けたあとには、まず両手でカップを包み込むように持ってみましょう。手の熱を伝えるようにすれば、アイスクリームの周囲の部分を程良く溶かすことができます。

アイスクリームを少し溶けた状態で食べるために、電子レンジで短時間温めるという方法もあります。しかし電子レンジを使うと中心のみが温まったりムラが起きたりして、うまく溶かすことができません。また、アイスの舌触りに影響が及ぶこともあります。

アイスクリームを少し溶かそうというときには、体温を移すようなイメージで包み込むのが最適です。

◆4．最初に食べるのはアイスクリームの表面

カップアイスを食べる際、蓋と接していた表面と溶けやすい周りの部分のどちらから食べようかと迷ってしまうこともあるかもしれません。

そんなときには、蓋と接していた表面部分を選ぶのがおすすめです。

上記で紹介したように手の熱を伝えて程良く溶かしても、アイスクリームの表面部分はなかなか溶けないものです。この部分を削り取るようにして食べ、次に程良く溶かした周りの部分を食べることで、硬さや温度の違いを楽しむことができます。

ただし、中央部分にいきなりスプーンを深く差し込むようにするのはあまりおすすめできません。アイスの表面を味わうときには、優しく削るようにすくうのがポイントです。

◆5．2口目からは側面をすくっていこう

アイスクリームの2口目からは、溶け始めた側面にスプーンを差し込むと良いでしょう。

手で包み込んだことによって、アイスクリームは外側から少しずつ溶け出していきます。この部分にはアイスクリーム特有の甘みやコクに加えて、柔らかくクリーミーな食感が生まれるのです。

柔らかくなった部分のアイスクリームを食べれば、素材本来の美味しさを心ゆくまで味わうことができます。